カテゴリー「リトルジャパン・スユニ61キットを遊ぶ」の記事

リトルジャパン・スユニ61キット一気組み①

また浮気します。

↓今回まな板に上がったのはこいつです。

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買っちゃった♪しかも2個。

1個は素組みのよそ行き用、2個めはゴリゴリにいじくっていきます。

今回の製作記は素組みです。

↓パッケージには、実に淡々とそそられるフレーズが並んでます。こういう「つまらんデザインなんぞいらんのじゃ」な感じ、すごく好きです。

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早速やっていきますが、その前に成仏させてやらないとならんのがいます。

↓ジャンク箱のヌシ。片足どっか行っちゃってます。

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いい感じで黄ばんでます。いつか復活の日を待ちわびてましたが、このキットの発売が決定した時点で廃車が確定しました。走行距離0のまま…

中国向けの見込生産分ミカイ形蒸気機関車に勝るとも劣らない悲哀さです。

こいつから台車をもらうつもりだったんですが…何処探してもない。

↓で、あちこち掘って出てきた台車たち。

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上から、

・KATO オハ31用TR11(マニ60用から集電板を取ったものみたいです。上の屍から持ってきました)

・GM TR11

・GM TR23

・KATO オハ35用TR34(TR23?よう判りません)

…というわけで。

2個1対でちゃんと揃う台車が、KATO製TR34しかありません。上の3個の片割れ、何処?

1台はプロトタイプをTR34装着車に求める事として、もう1台は…

↓この方に犠牲になってもらいます。ごめんなさい。

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後から男前にしてやるからな~

手持ちの台車から消去法で決めていく、大変ネガティブな方法でプロトタイプを決めました。

・TR11装着車 スユニ61 503 

言わずと知れた石北線急行「大雪」によく連結されていたクルマ。前期形・煙突付き。「北海道形郵便荷物車と言えばコレ!」と言った形態です。昭和48年時点での配置は旭川でした。それ以前は稚内にいたみたいです。

・TR34装着車 スユニ61 104

102番とこのクルマだけはTR34装着車。北海道民なんでこれ以上のイメージが湧きません。すいません。山陰方面に用いられていたようです。昭和54年時点での配置は宮原です。

…さ、次回からは実際の作業に入っていきます。

リトルジャパン・スユニ61キット一気組み②

さ、パーツ構成から。

↓1台分のランナーと小パーツです。

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板キットを見るとワクワクするのは私だけでしょうか。ツメ付きのはめ込みガラスが目新しいです。

しかもスユニ61ですよ♪ウズウズしますw

↓その前に余興です。自作と並べてみました。

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作った年次が古い割りには雰囲気はまぁまぁですかね。窓が思いっきりズレてるのに目をつぶればですが…そんなの無理w

早速ランナーからちょん切って、パーツを並べていきます。

↓503番。

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↓104番。

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2台ともセオリー通り、カットしてからバリをなめてあります。

↓ロクに仮組みもせずにいきなり妻板と側板をL字に組んでいきます。

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↓そのままロの字にして

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↓このキットの特徴である天井板を落とし込んで接着してしまいます。

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で、この上に屋根板を取り付けるわけですが、そのままではぴったり嵌まらないのでちょっとだけ加工します。

↓濃いグレーで塗った部分を面取りします。

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↓屋根板を嵌めこんでみます。

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接着していないのにこの状態です。合わせ箇所全周に渡って寸分の狂いもなく嵌まってます。ちょっとだけ加工した事を差し引いてもこの手のキットとしては奇跡的な精度です。

屋根板を別に塗装して取り付けられるのはもちろんの事、接着の必要すらないかもしれません。

↓屋根板にベンチレーター取付穴を開けていきます。

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503番は煙突用の穴を開けてます。

どちらにせよ、裏側には位置・形状共に良く考えられたガイド穴が開いてますのでサクサクと作業が進みました。

↓床板(こちらも二重構造です)とガラスパーツを切り出し、仮組みしていきます。

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組立て後も市販の完成品と殆ど変わらない取扱いが出来るよう、良く考えられています。ガラスや床板はツメ取付なので普通に分解出来ます。

さらに驚くのが、ここまで仕上げるのに要した時間が2台でわずか1時間半だったという事。摺り合わせ作業が必要だったのはわずか1箇所でした。

どっちの数字も普通は無理です。この精度、素晴らしすぎます。

回し者ではないですが、これは絶賛に値します。初めての方にも文句なしにお勧めできますね。

次回はいきなり下回りです。

リトルジャパン・スユニ61キット一気組み③

約2週間のブランクです。ちょっとした事故に巻き込まれまして…皆様も気を付けましょう。色々と面倒くさいですからね。

落ち着いて来たので、今日から再開です。

テールライトを点灯させるべく、何とかやってみました。

オーソドックスな砲弾型赤色LEDを使用してます。電流制限には抵抗に代えてCRD(定電流ダイオード)を使用してます。

↓こいつが基板です。ユニバーサル基板を一生懸命切って作ってます

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電流制限用CRD、逆電流阻止ダイオードと2個のダイオードが付いてます。回路の構成は適当な検索ワードでググってみて下さい。素晴らしいサイトに行き当たるはずです。

で、二重構造の床板の上側(市販完成品のシートに当たる部分)を加工します。

↓車掌室側をこんな感じで切っちまいます。

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この床上板、方向性がありますので加工の際に注意が必要です。裏から見て枕木方向にスリットが切ってある側が車掌室寄りです。

また、材質(スチロール樹脂)の特性上、非常に割れやすいので気を付けましょう。これはこの先の床下部品にも当てはまります。

↓で、こんな感じで基板を覆う遮光カバーを作って

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↓床板を切断した際に一緒にいなくなった台車ネジ固定用のボスを設置して

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↓先ほどの基板を落とし込みます

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↓後は通常通り組立てて点灯試験。バッチリです。

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台車はKATO製をそのまま履かせてます。ただ、台車集電板~床上ウエイト間にバネ作用がないので、若干のチラつきは避けられない感じです。

↓2台とも同じようにしてみました

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↓床下パーツも組み付けていきます

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上周り同様、サクサク行けます。実車の配置を気にしなければね…

説明書通りに行くと、該当するナンバーがかなり限定されてしまう様です。ただ、今回のコンセプトが「サクッと組む」なので目をつぶって行くことにします。

どうでもいい話ですが、北海道用の500番台車でも全部が全部大型蓄電池箱だったというわけでもなく、今回製作している503番は小さい物ですのでそうしてあります。

次回は塗装行けそうですね。

リトルジャパン・スユニ61キット一気組み④

さ、いよいよ塗装工程です。一気に行きます。

塗装する全部品を洗います。

↓洗いましたよ

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かなり適当に並んでますね。右上のダンボールにはベンチレータを貼り付けてあります。

さー塗りますか。

↓まず、ブラックの部分から。ブドウ色の下地と照明の透過防止を兼ね、車体にもブラックを吹いていきます。

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↓次は車体にブドウ色を入れました。

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また、屋根と床板にはグレーを吹いています。

これで塗装は終わりです。普段は塗り分けが必要なクルマばかり作っているので物凄いラクしました。

ちなみに、色味はKATOのマニ60に合わせてあります。

↓干したらインレタを貼っていきます。

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インレタはリトルジャパン純正とくろま屋製を適宜使用しました。

右にさりげなく写っているのは色味比較用のマニ60です。

この後、艶の具合を調整したクリアラッカーで保護しています。

↓次は組立作業です。まずは小部品の加工から。

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左2つは妻面用、右2つは車掌室側用ライトレンズです。妻面用は室内灯装備時の透過防止にブラックを塗ってからクリアレッドを塗ってあります。

で、組み立てるワケですが、接着剤を殆ど使わないで組めました。屋根はボスで、床はガラスの爪にぴったり嵌まります。唯一、ライトレンズは少量のプラ用接着剤で貼ってあります。

↓一丁上がり。

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↓テールライトの点灯試験。Kc380134

いい感じです。光漏れもありませんでした。

次回は完成写真並べていきます。

リトルジャパン・スユニ61キット一気組み 完結編

ものすご~く久しぶりの更新です。

ここしばらく、仕事してるか寝てるかの生活をしておりました。はぁ。

で、スユニの完成写真を載せようと思ったワケですが。

肝心の写真、どっかに吹っ飛ばしました。合掌。

現車も今頃どこかの線路を元気に走っているかと。そうです。手元にないんです。

というワケでスユニの連載終了っす。完成写真が数葉だけってのも切ないですが…あ~あ…

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