蓄電池機関車を組んでみよう①
さて、前回までの気動車に続く次のネタ。
↓ホビーモデルのAB10キットです。
何年も前に知人から「部品揃ってるかわからないけど好きにして~」と回送されてきたものです。最近になって目につき、一丁やってみようかしらとフタを開けた次第です。
↓なかみ。
↓部品を並べて整理してみました。
なんとまさかの欠品なし♪
検品に1時間以上掛けた甲斐があろうってもんです。
テンション上がってきたんで一気に組んでしまいます。
↓まずは側板に付くロストパーツの下ごしらえから。
湯口をとって歪みを取り、のりしろ部分をヤスって平面にします。
↓どんどんくっつけます。
↓箱にしていきます。
ボンネットが割と細かく分割されているので少しずつ平行、垂直を見ながら慎重に…
↓ボンネットのフタも付けました。
この過程で、コテを入れやすいうちに手摺等を適宜付けて行きます。
↓最後に屋根を付けました。
↓次は下回りです。床板、台枠を組みます。
↓裏側には一部横梁の表現があります。
まぁまぁ良さそうです。上回りが歪んで組まれているとこの段階で変な隙間が出来たりします。
↓軸受けを組みます。
プレスの軸箱守(と実際に軸受けとして機能する部分)にロストの軸箱を貼る構成です。
軸受けにはブッシュが入りますので、干渉防止の為貼り付け前にロスト軸箱の裏側を掘り込んでおきました。
↓動力装置です。初めてのゴムベルト。
ここだけ半端に組まれていましたが、いったん分解して組み直しました。
いっそのことギアボックスを別物に…とも思ったんですが、ゴムベルトの走りに興味があったので改良を施してそのまま行く事にしました。
↓改良部分のアップです。
元々は真ん中に写っているブッシュがベース部分の前後外側に付き、ウォームと接触することでスラスト方向の動きを規制する作りになっていますが、ブッシュを内付けにしてベースとウォーム、ブッシュとプーリーの間に樹脂ワッシャを複数挟む構成にすることでフリクションロスを抑えつつ動きを規制することを狙っています。
これで単独の通電テストでは音も静かに、低速回転も安定するようになりました。
↓とりあえず走行テストをする為に仮に台枠に組み込み、配線しました。
プラ客車4両も牽ければ十分だろうとTOMIXの51系4両を持ち込みましたがあっさりクリア、急遽アクラス他のプラ旧客を借りて8連で運転しました。さすがに空転気味ですが異音等の問題もなく普通に走行しました。
↓快走中の図。
片方の車輪の振れで少々揺れますが、この走りなら合格です。ベルト駆動、侮るなかれ。
実際の使用では貨車2~3両がせいぜいでしょうから十分な性能です。
安心して次の作業へ入ります。
↓とりあえずブレーキシューから。
↓取付は軸受と共締めです。
↓砂箱、抵抗器他床下の部品をつけていきます。
ムク材挽物のタンクと厚板プレスの台座の組み合わせで熱を食いますので、クリップで挟んでバーナーで炙ってハンダを流しています。
↓タンクを床にねじ止めして、台枠は完成です。
小ぶりながら部品一つ一つがゴツいのでなかなかの迫力です。
↓裏はこんな感じ。
順番を誤ってコテが入りにくい箇所が出来てしまい、端梁裏側の周りがちょい汚いです。この後可能な限りキサゲて仕上げました。
↓車体と組み合わせてみます。
↓最後にライトとホイッスルを付け、全ての部品を洗浄します。
次回は完成編です。
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