789系1000番台「スーパーカムイ」頭だけ
昨日深夜、友人と「ラーメン食うか~」とか言いながら札幌市内某所を流していると某氏よりTEL。
「あのね、哀しいお知らせです」
「何ざんしょ?」
「スーパーカムイ出るって(ニヤニヤ)」←少なくとも俺にはそう聞こえたw
「あ、そうっすか~」
「悔しくないの?悲しくないの?」
「別に…」←この台詞で干された女優風味
製品カブりで喜ばれても困るんですがね。
2007年9月、話のネタにと実車のデビューと同時に1両だけ製作したのがこれから紹介するこいつです。
当月開催された「北海道モデラーズエキシビジョン」でターンテーブルで1日中回されて、お子たちの羨望の眼差しと大人たちの「1両…?」というツッコミを一身に受けた健気な奴です。
あれから2年近く、工作台の展示棚の上で後ろに付くはずの相棒を待ちわびて日々過ごしていましたが、マイクロからのリリースによって彼の命脈も尽きたようです。
…というわけで公開しちゃいます。
↓でん。
窓配置を正確にする為、クハ、モハ、クロハの3個イチにしました。カネの無駄遣い、とも言います。
この角度から見た際の200・300番台とのもっとも違う所、乗務員扉と手摺はプラ板から のスクラッチです。
肉眼では違和感無く収まってますが、写真のアップだと隙間の不均等がばれちゃいますね。
↓後部ドアは200・300番台車とは違い、車イス対応ドアになってます。
ここはクロハ用ドアを継ぎました。お尻に傷がありますが、間違って「ガリッ」とやった跡です。
5両フル編成を製作するにあたり、このドアの為にクロハを4台潰すことになります。そのためにバラ売りいっぱい買いましたので、うちには色が剥がされたクロハが何台もw
↓おケツ。
つるっとした基本番台に対し、1000番台車は横方向のビードはいっぱい入ってます。ここはランナー引き伸ばし線を溶着しました。本当は1本ビードが足りません。
↓屋上。こちらも妻面と同じくランナー引き伸ばし線です。
シルバーに塗ってしまうと、あまりにもガタガタっぷりが目立つのでライトグレーにしました。
↓屋根中央部。ここにキハ201系用改のエアコンが載る予定でした。
↓お顔。ガラス関係がないのでちょっとマヌケですが…
↓「スーパー白鳥」との並び。
地色の塗装は当時最新だったクレオスのスーパーファインシルバーとスーパーファインステンレスを主に使いました。今もって素晴らしい輝きを放っています。ここに関しては製品でも追随してくることはないでしょう。
買ったら速攻で同色に塗り替えてやるw
このクハ789、編成で本線を走ることはありませんでしたが、展示した時はなかなかのインパクトがあったようで、各所で紹介して頂けたりしました。
ガラスとライトレンズを入れる工事を施した後、私個人の技術史料としてまた展示台の上に戻り、静かに余生を過ごすことになりそうです。
種車になった多数のスーパー白鳥は、中間車の改造が進んでいなかったことが幸いして、部品の組み戻しやあちこち書き込まれたケガキ線やマーキングの除去、不足するクハ2両の調達を行って復帰出来そうです。
どなたかクロハとクハ取り換えっこしません?1両は完品状態がありますんでm(__)m
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