TOMIX・キハ40形ばらばらインプレッション①
昨日(09,2,28)、満を持して発売されたTOMIXキハ40ですが、行き付けの模型屋さんにいっぱい入荷してました。
で…つい魔がさして購入。試しに1台触ってみたかったんです。
願わくばどこより早く加工して仕上げたいとこです。
↓じゃん。ぴっかぴっかの新車です。当然というべきか、北海道用の100番台をチョイス。
TOMIXからこのクルマが出るとは、時代も変わりました。心の底からマイクロ製持ってなくて良かった(苦笑)何台か触りましたが、評判に違わぬ出来でしたので…。
かつてはエッチング板のお世話になったり、プラ板で窓回り自作したり、地味なくせに最高に手の掛かるクルマの一つでした。40の決定版的製品が出たことで、キハ12以降の道内一般型気動車はキハ21を除いて完成品や小加工で手にできるようになりましたね。今回も素晴らしい出来です。あとはバリエ展開で48形に期待しましょう。
試しに走らせてみましたが、LEDヘッドライトも明るくかつなかなか自然な電球色に灯り、ハイグレード仕様初期のモデルでのキハ58あたりと比較すると隔世の感です。ただ、ちょっとギアノイズは大きめかも。
↓んで、定番でしょうがKATO製2000番台車と並べてみました。
モールドの繊細さなど、10数年の技術の進歩による差は出ていますが、プロポーションそのものは両者とも大変良好です。これなら並べてもさほど違和感は感じないでしょう。
↓北海道形40を作る上で、喉から手が出るほど欲しかったDT44A台車。
これまではKATOの201系電車を潰して近似形態のDT46を捻出していました。これで原形のDT44があれば完璧なんですが。
細かい所では、客扉のガラスがタブレット保護柵の分わずかに引っこんでいるのが表現されています。
↓早速ばらしてみます。まずは車体を外しましょう。
最近のTOMIX製品のトレンドである、床板埋め込み式のチップLEDが見えます。他は特に珍しいものはありませんが…
↓ここが改良されてます。KATOの伸縮式と同様、カプラーに復元バネが装備されるようになりました。
伸縮式TNカプラー、見た目はいいんですがカーブ→直線に戻る際に引っかかって復元せず脱線など走行性能に難がありましたので、この改良でどう変わるか楽しみです。
↓車体からライトユニットを外してみます。
オレンジ色の変な部品が付いていますが、ごくごくオーソドックスにライトユニット後部を持ち上げればパカッと外れます。
↓取り外したライトユニット一式。
先ほどの変なオレンジの部品の正体も判りました。
これ、テールライトケースなんです。この構造を採用したN製品は初めてではないでしょうか。再塗装する際、非常に助かります。
もっとも、メーカーでもバリエ展開を睨んでこの構造を採用したのかもしれませんね。
↓ライトユニットをはずすとこんな顔。テールライトケースがいなくなってます。
↓同、ライトケースを外したお顔の裏側。前面ガラスの取り付けはKATO製と全く同じ構造です。まぁそれ以外やりようがないですが。
キハ55系、20系をはじめ、最近のTOMIX製品では屋根を固定して継ぎ目を仕上げると、以後分解不可能という切ない構造でしたが、今回の40では屋根の固定化改造を施しても自由に分解、組み立て出来ます。車体、屋根同色車(キハ40 350等)を作る時には助かります。
↓ライトユニットもばらしてみました。意外とシンプルな部品構成です。
↓こんなの発見。
テールライトケースは一旦車体と一体で成型、塗装された後に切り出してあることが伺えます。確かにこうすれば色ズレは起こり得ません。ただ、えらい手間ですよね…すんげぇ…。
↓でんっ。上回り全部品です。
買って速攻ばらんばらんにしちゃいました。ははは。
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