カテゴリー「U-TRAINS・キハ40キットの組立」の記事

U-TRAINS キハ40キットを組んでみます①

夏も過ぎてすっかり涼しくなってきました。

↓さて、次のネタはこれ。

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U-TRAINSから発売されたキハ40、キット版を2つ入手しました。1700番台を追加で欲しかったんですがもう品切れ…どっかにあったら教えて下さい(汗)

↓中身です。

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普段は全ての袋を開けてみるんですがそれすらめんどくさい程の部品が入っています。
ディテール部品はほぼすべてがロストです。

↓図面とパーツリストです。全ての部品に取付位置の指定がありますので、まぁ親切なほうだと思います。

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↓700番台と1700番台のボディです。

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側面吸気口が最初からエッチングで入っています。すっきりしていて好印象です。

早速始めていきましょう。1700番台は基本的に素組でいさりび鉄道の1793番へ、700番台は少しばかり手を入れて苫小牧区配置車の90年代末頃の姿へ仕立てていく予定です。

↓2両とも客扉を取り付けます。

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ドアをエッチングとプレスで凝ったディテールを持ち、取り付けも位置決めが一発で決まるようになっています。

↓700番台は現行の旭川配置車がプロトタイプの為、タブレット保護板が付いていません。仕方がないのでt0.2真鍮板から作成します。

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ちなみに、100番台のキットを入手すれば初めから車体にエッチングされているようです。

↓付けました。

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ちなみに乗務員扉もロストです。歪みは大きめなので、良く修正して取り付けます。

↓屋上の水タンクです。ロストのベースにエッチング+プレス曲げの本体が載ります。

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タンクは磁石による脱着式で、この中にスイッチ類が収まります。

↓こちらは1700番台用です。こちらはロスト一体のフタが付きます。

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↓取り付けました。

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あくまで上物は磁石でくっつくだけですので半田付けはしないでおきます。

↓こんな具合にぽこっと。

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↓こちらもロストの歪みが結構ありますので、チリ合わせはしっかり行います。

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↓次は前面のディテールを付けて行きます。

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楽なので、箱にする前にディテールを付けてしまう派です。その辺はお好みで…

1793番は前面のジャンパ栓凹みが埋められていますので、真鍮片で埋め込んであります。

↓貫通扉が開き、渡り板が動くギミック付きです。

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が、この機構の為に渡り板がごつすぎるのと貫通扉の合わせがよろしくないというネガもありますので、700番台の方は可動渡り板は殺してしまうつもりでいます。

↓顔を取り付けました。

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プレス製の顔と比べると合いは良くないです。少しハンダを多めに盛って削る作業が必要でした。

↓側面に付くディテール部品です。サボ差しまでロスト(笑)

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↓雨どいを付けた後に装着しました。

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縦樋は車体から浮いてます。

↓次は屋上のディテール。

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ベンチレーターもロストです…無線アンテナはなかなかの出来なので、パーツとしてレギュラー販売してもらいたい所ですね。

↓最後にアングルを取り付けます。

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裾合わせのタイプなので、冶具いらずで取付けやすいです。

↓洗浄して1700番台の車体は完成です。

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要所要所にロスト多用による独特の組みづらさはあるものの、基本は位置決めも穴あけもなく部品をただ付けるだけですので非常にラクに組めました。

次回は700番台の続きからです。

U-TRAINS キハ40キットを組んでみます②

前回は1700番台の車体生地まで終わりました。続いて、700番台の車体を仕上げていきます。

↓700番台の方にはこれを付けることにします。

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モデル倶楽部のキハ40用パノラミック窓セットです。

↓中身。これにジャンパ栓凹み用の真鍮部品が付きます。

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アクリルの削り出しで、フロントガラスと方向幕、運転席側面Hゴム窓とキハ40用、48用のトイレ窓が入っています。

↓まず貫通扉と方向幕から合わせてみました。

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貫通ドアは真鍮板から新製、エコーのドアノブを組み合わせています。

↓裏側。

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当然開閉機構はありません。ギミックより見た目を優先しました。

↓ここで車体と前面を接合しました。

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ロストで細部まで表現されている分、合いの調整のしやすさはプレス顔に一歩劣ります。

次はフロントガラスです。

↓こんな感じで組み立てます。

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コーナー部分のHゴムが別パーツになっているので、接着して削り出します。

ちなみに現在発売されているものはこの作業は必要なく、全て一体で削り出されているとのことです。

↓前面の窓部分を削って調整、ガラスを合わせてみます。

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おおよそいい具合です。コーナーHゴムの張り出しが大きめですが、ガラス装着の段で改めて調整することにします。

↓運転席側面の窓も。こちらは割合い合わせやすいです。

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ガラスはこのまま保管しておきます。

↓元の穴を埋め、列車無線アンテナを移設しました。

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位置を後退させ、助手席側へ1mm強オフセットさせています。
信号炎管はエコーのものに交換しました。

↓タブレットキャッチャーの取付ボルトの表現の為、真鍮線を植えました。

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100番台のキットにスピーカー付けた方が早くね?と思った方、正解です(笑)
このキット、現行の旭川配置車にしかならない仕様なので他区の仕様にしようとすると色々手間が掛かります。

↓とりあえず、2台とも車体は生地完成まで持っていけました。

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700番台の渡り板については洗浄後にエコーのホワイトメタル製を接着します。

次は下回りにかかっていきますが…製作中の写真が殆どありません。パーツ多すぎていっぱいいっぱいでした(笑)

↓スカートはこんな感じです。

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素組で、位置決めなしでここまで持っていけます。擦り合わせの作業がないのが素晴らしい。

↓こんな調子で床下も2両分、1日で組めました。

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1700番台については両軸駆動にもコンバート出来るよう、プロペラシャフトが通る位置をざっくり切除してます。ちょっと勿体ないですが…

↓車体と仮組みしてみます。良い感じです♪

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↓モーター、ギアユニットをぶら下げてみました。

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モーターがオフセットして搭載されるので、従台車側も駆動させるのには通常のシャフトは使用できません。シリコンチューブとドリルロッドを組み合わせるのが妥当な所でしょうか。

↓逐次塗装に入っていきます。とりあえず700番台の床下を塗ってみました。

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床下は灰色の1990年代の仕様に仕立てます。

とりあえず今回はここまで、他もどんどん塗っていきます。

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U-TRAINS キハ40キットを組んでみます③

ちょっとばかり間が空いてしまいました。

↓まずは1700の車体の塗装からいきます。

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ダークブルーです。道南いさりび鉄道のながまれ海峡号にしますよ♪

↓内装色も入れていきます。

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700番台はまだ車体色が入っていませんが、先に内装色から行きました。

↓ながまれ号にはこれを貼っていきます。

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トレジャータウンの「キハ40ながまれ号製作用インレタセット」です。お高いです(笑)

↓こんな具合で貼り込んでいきます。

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必要な個所を切り出し、窓周りのガイドがあるので合わせてテープ止めしてから擦っていきます。

↓息が詰まる作業を繰り返していき、1面貼り終えました。

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↓貼り終わった面は作業中の傷付き防止の為、ビニールで養生しておきました。

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貼り込み終わったらホコリ除去の上でクリアコートしますが、このインレタ、一部水性インク使用で水に弱い為、保護の為に艶あり5層と半艶2層、計7層のクリアを吹いています。

次は内装に手を付けていきます。

↓まずは運転台まわりから。

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はんだでの組立が必要な部分はここだけです。エッチング板をパタパタ曲げてロストの部品を付ける構成です。

↓組みあがったらほかの仕切り等も合わせてチャキチャキ塗ってきます。

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↓座席周りも。ながまれ特有のヘッドレストはφ2プラ棒を加工して追加しました。

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↓床板にはこんな感じで並びます。

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これですべての部品の塗装が完了しました。あとは艤装作業です。

↓まずはガラス関連の組付けを行っていきます。

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↓レンズとかライトリムとか…

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フロントガラスはエンドウから発売されている「キャブロイド」を使用しました。使い勝手は非常に良いですが、柔らかい材質ですので不用意に変形させないよう気を付けます。
他のガラスはt0.4アクリルです。

↓電装基板と客室仕切を付けました。

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↓こんな具合で仕切のダクト部分に床板に向かう電線を通しておきます。

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↓テールライトLEDを所定の位置に収め、運転席、助手席をねじ止めします。

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この後、電線をすきまにテープ貼りしました。

↓この段階で一旦点灯試験しました。

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↓良い感じ。

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ボルスタ、モーターの電線を結線していよいよ組みあがりです。

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↓付けてよかったヘッドレスト(笑) 思いの外目立ちます。

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↓ここから完成写真です。

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↓センターピンとラグ板が目立ってしまいますね…次作は何とかしたい所です。

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カプラーは指定のイモンHO-209ですが、形状がもろ自連なんで何とかならないかなと思ったり。

↓消火器がこんにちわ。

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↓で、やりたくなるのがコレ。親子亀(笑)

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この時のTOMIX改造品です。

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大変組み応えのあるキットでございました…。

↓そしてもう1台の700番台。

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仮組みして仕上具合をチェックしてます。カプラーは床を改造の上、KATOの密自連を取り付けました。

次回からはこいつの仕上げです。

U-TRAINS キハ40キットを組んでみます④

前回のながまれに引き続いてもう1台、700番台も仕上げていきます。

↓JR北海道標準色にします。ベース色のライトグレーを吹いてマスキング。

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↓緑帯を吹きました。マッハ模型の157 キハ283系用グリーンを吹いています。

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↓次に青帯を吹きました。

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こちらはNでもちょこちょこ使用している、フィニッシャーズのフォーミュラフレンチブルーです。青が強い現行塗装の初期の頃ということでこのチョイスにしました。
現行色ですとマッハの155 キハ283系ブルーが良いと思います。

↓青帯をマスキングしている過程でジャンパ線がポッキリ折れてどっか行ってしまったので放送用コードもろとも真鍮線に交換しました。

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塗装途中なので穴あけで切削油も使えず…最初からやるんでした(笑)

↓レタリングを始めます。付属のインレタでほぼ全ての標記が賄えます。

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↓貼っていきます。

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適度に粘着性があって貼りやすいです。
架線注意標記はくろま屋製のものを用いましたが、製品付属のデカールでももちろんOKだと思います。面倒だったもので…(汗)

↓クリア仕上げ後、事前に用意していたガラスを入れます。

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がっ!はめ込む過程で方向幕上の塗膜を割ってしまいました(泣)
綺麗に修正する自信もないのでそのまま進めています。
先の写真を撮った後、地味~に検査標記を「2-3」から「6-3」に変えてます。新塗装なのでちょっとだけ時代を下らせました。

次は電装に進みます。前回のながまれ号の結果をフィードバックして所々改良しました。

↓基板です。

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給電線にラグ板を切ったものをハンダ付け、モーター給電線はトイレ内を通してコネクタで給電する為、ケーブルを1本追加してコネクタを装着してあります。

↓加工した基板を車体に装着します。

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仕上済みの車体に艤装していくのはいつも緊張します。いいふりこいて手袋なんて履いちゃってます。

↓前位(動台車)側。給電線は運転席仕切を通しています。

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↓後位(従台車)側。給電線はモーター用コネクタと共に便所内を通しています。

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今回、貫通扉開閉ギミックを殺していますのでテールライトの給電線は運転席床上を通しています。

↓点灯試験を行います。

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前回もそうでしたがこの基板、パルス式コントローラとの相性がよろしくないようです。
特定のレンジでヘッドライトとテールライトが同時点灯してしまいます。普通のコントローラーではこの現象は出ないのでとりあえずそのままです。

ここからは床板側の細工です。

↓標準の状態ですと台車ボルスタ上にセンタービンとラグ板がこんな形で露出します。

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これが気に入らないので何とかします。
ちなみにこの時点でモーターはLN-12に換装しています。ほぼポン付けで行けますので床の露出が気になる方は換装するのも良いと思います。

↓ボルスタをプラ板と真鍮板で自作し、床板側にピンが張り出さないようにしました。

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給電線が便所床下から出ているのがお分かりになるかと…
この写真ではボルスタの真鍮部分にラグをねじ止めしてますが走らせると振動で集電が不安定になるので、台車にタップを立ててそちらに変更しました。

↓こんな感じの作りになってます。

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ひっどい絵ですが許して下さい…
これでも本職の機械屋ですwww

↓動台車側も同様に。

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こちらの給電線は運転席仕切の真下から出しています。

↓床上はこんな感じになります。

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モーターから便所までは極細ケーブルを引き、床全面にテープを貼ってねずみ色で塗りつぶしてあります。

↓連結器等を組みつけて、ようやく完成です。

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ここからは完成写真です。

↓ボルスタがなくなってます。

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仕切の欠き取りも埋めとけばよかった…

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これにて完了です。
その後、おかげ様で追加購入出来ましたので(仲間から譲って頂きました。ありがとうございます!)あと何台か作って遊べます。また改めて♪

次はNにいきますよ~

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